著者名:アンナ・ポリトコフスカヤ/著 鍛原多惠子/訳
出版社名:日本放送出版協会
出版年月:2005年6月
価格:2,205円
北オセチア学校占拠事件が起きたとき、対策本部が最優先したのは、プーチンの意向を知ることだった。人命よりもイデオロギー、それがロシアの現実だ。独裁制復活へ向かう国家によって自由な生活を奪われながらも、懸命に生きようとする市民に光を当てる。さらに踏み込んだ取材で、汚職まみれの司法、新興財閥の専横、軍の放埒ぶりを暴いた、ロシア人ジャーナリストによる意欲作。
目次
第1章 ロシア軍兵士とその母たち
第2章 わが友の行方
第3章 公金横領を政府に黙認させる法
第4章 地方で起こっていること
第5章 ロシアの戦争犯罪人たち
第6章 「ノルド・オスト」―絶滅作戦現代史
第7章 プーチン再選