途中立ち寄った渋谷の街は、ワールドカップ期間という事でサッカー関連の広告が多々ありました。
その中でも、「ツネ様」の愛称を持ち、幅広い女性層の支持を集めた「宮本恒靖」が目立ちました。
渋谷駅では「Panasonic カーナビ Strada」
マルイシティ渋谷では、VISARUNO、adidas
と渋谷の街に3つもの企業の広告塔として登場していました。
中澤佑二が表紙の「AERA 2006年06月12日」で、「宮本の価値 市場力、信頼力、統率力 ヒデに対抗するイメージ戦略と企業攻略術」という記事が組まれていましたが
昨年は3社だったテレビCMがワールドカップイヤーに入って5月までに5社と、本数では中田英寿抜いたようです。
中田英寿を始め欧州でプレーする海外組は、本場の厚い壁に挑む「挑戦」のイメージを持ち、一方で宮本は「信頼、リーダーシップ、安定」といったイメージで売り出しているようです。
その背景には、契約代理人と二人三脚でしかけたイメージ戦略がある様です。2004年、宮本は元三菱商事社員で日本サッカー協会認定選手エージェントの大野祐介氏と契約し、まず3年前に誕生した長男をほどよく露出して家族思いという印象を植え付け、女性人気を強化し、対してCM交渉に使用するプロファイルでは、「日本代表の主軸」を強調し、海外移籍は難しいという事情を逆手にとり、「ニッポンの宮本」を商品戦略の軸に据えた様です。
今回、東京丸ビルに自らがプロデュースした「宮本恒靖 FOOTBALL PARK in Marunouchi 2006」も元三菱商事の大野氏と、丸ビルを持つ三菱地所とのつながりで出来た事の様です。
根は大阪人の宮本が「どうして丸ビルなのだろうか?」と疑問に思いますが、全国区での人気を確立していくのには最高の場所なのでしょう。
イメージ戦略も良いけど、これから始める本業で結果を残して欲しいものです。
サッカーもここまでメジャースポーツになれば、純粋に「競技」の部分だけでなく「ビジネス」、「政治」が絡むのも当然の結果でしょう。
最後に、実力・商品価値なら「シブヤ西武 Movida」で「ARMANI JEANS」広告塔として登場していた、ブラジル代表カカでしょう。このカカは昨年12月にクリスチャン・ディオールブラジル法人重役の娘と結婚たようです。