2005年12月17日

渋谷ではたらく社長の告白

渋谷ではたらく社長の告白
著者名:藤田晋
出版社名:アメーバブックス
出版年月:2005年6月
価格:1,680円
インターネット広告代理店・サイバーエージェントの社長が自ら綴った半生記。起業までの道のりや、その後の苦悩を率直に振り返る。平凡なサラリーマン家庭に育った著者は、「1度しかない人生を悔いなく送りたい」と起業家を志すようになる。大学卒業後に入社したインテリジェンスでは休みも取らず猛烈に働き、実績を上げた。その働きぶりは宇野康秀社長(現USEN社長)の目に留まり、インテリジェンスの出資を得てサイバーエージェントを設立する。インターネットの拡大に伴って業績を伸ばし、2000年には26歳の若さで同社を東証マザーズ上場にさせた。だが、間もなくネットバブルの崩壊に見舞われる。株価が低迷し、株主からの批判が社長に集中。ライバル企業からは買収話がいくつも持ちかけられた。急拡大したツケで、社内も混乱を極めた。著者自ら、株価対策に奔走するが、一向に効果が出ない。社内外から激しい突き上げを受け、絶望の淵に立たされた著者は、一時、USENの身売りを決意したと告白する。つき合いのある堀江貴文ライブドア社長や三木谷浩史・楽天社長ら話題の経営者のエピソードも盛り込み、ネット業界の一面がうかがえる興味深い内容となっている。 弱冠24歳で起業し、26歳で東証マザーズに上場。ITバブル崩壊による経営危機を乗り越えて31歳で売り上げ267億円を達成。経営者として青春時代を駆け抜けてきたサイバーエージェント社長・藤田晋の「半人生」。恩人や親友を裏切り、サイバーエージェントを設立した時、胸に誓った夢は『21世紀を代表する会社を作る』ことだった。順風満帆に思えた会社経営の道にネットバブル崩壊の危機が襲う。「私は会社の売却先を考え始めました――。」夢はついに終えようとしていた。「全ては自分の夢のために犠牲にしてきました。そんな自分の生き方が本当に正しかったのか…。(略)世界中で、誰ひとりとして味方はいない。私は孤独でした。」運命の時が迫る。絶望と孤独の淵をさまよう著者の心境が圧倒的なテンポで描写される。友人・堀江貴文や先輩・三木谷浩史にまつわるエピソード、そして妻・奥菜恵との出会い……。藤田晋がすべてを「告白」する物語は、胸に迫る感動のノンフィクション・ストーリーである。
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